トム・フクダのブライダル辞典 ダイヤモンド編
一生大切にする婚約指輪(エンゲージリング)&結婚指輪(マリッジリング)ブライダル辞典
- Q1:ダイヤモンド
- 地球上でもっとも硬い鉱物であり、たったひとつの材料「炭素」のみで造られている「ダイヤモンド」
- 地下数百kmから極限の環境で生まれた奇跡の石なのです。
- 1カラット(約0.2g)のダイヤモンドを採ろうとする場合、4トンの岩石の中に宝石として使えるものはわずかに1/4。
- つまり4トンの岩石を採っても指輪になるダイヤモンドはわずかに0.25ctにすぎません。
- それほど希少な宝石がダイヤモンドなのです。
- Q2: カラーダイヤモンド
- ダイヤモンドは無色透明と思われているのが一般的ですが、実は様々な色があります。
- 炭素だけで出来ているのがダイヤモンドですが、その中にほんのわずかな物質が入ることで色が変化するのです。
- ピンクダイヤモンド 窒素原子がとりこまれている。
- ブルーダイヤモンド 炭素原子1億個の中に5個以下の割合でホウ素原子がとりこまれている。
- グリーンダイヤモンド 取り込んだ窒素原子2個にはさまれた炭素原子が欠けると緑色になる。
- イエローダイヤモンド 炭素原子100万個に対して、10~5500個の割合で窒素原子が取り込まれている。
- ブラックダイヤモンド ブラックダイヤモンドの黒は炭素の黒ではなく、含有する鉱物のグラファイトや鉄鉱石などのインクルージョン(内包物)が多くあると鉱物の色を反映して黒く見えます。
- Q3: ダイヤモンドの価値は4Cで決まる?
- ダイヤモンドの4Cとは、価値を決める基準のアルファベット頭文字を表します。
- カラット(重さ) ctで表し、1ctは約0.2gです。 ラウンドブリリアントカットの場合、1カラットで直径6.5mmの大きさとなります。
- カラー(色合い) アルファベットのDが最高基準で無色透明で、それからだんだんと黄色の度合いを帯びているか調べた上で、アルファベット順に表します。
- クラリティ(透明度) 全く内包物の無いものをF(フローレス)、次にIF(インタナリーフローレス)。 専門家が10倍の拡大鏡を使用して判断し、VVS1,2、VS1,2、SI1,2、I1,2,3と続きます。
- カット(研磨) ダイヤモンドを最も輝かせるために発明されたラウンドブリリアントカットは58面体のカットです。 しかし、厚すぎたり薄すぎたりすると光のバランスが悪くなり美しい輝きが出ません。 理想的なカットとして、アメリカンアイデアルカットと呼ばれるプロポーションがエクセレントカットと呼ばれています。
- Q4:鑑定書と鑑別書
- 数ある宝石の中で、ダイヤモンドだけにつくのが鑑定書です。
- ダイヤモンドは4Cによる基準がありますので、それぞれに分類して評価します。
- 鑑別書は、石のランクをづけをせずに、あくまでもその石が何の宝石であるかを科学的に検査したものが鑑別書です。
- 保証書 保証書は、宝石を販売したお店が発行し、その宝石に対する保証を約束したものです。
- Q5:メレダイヤモンド
- 宝飾の専門家の中で、小粒のダイヤモンドをメレダイヤモンドと言います。
- 装飾品には中心に大きめの宝石を用いた時、まわりに小さなダイヤモンドを散りばめてデザインします。
- もちろんダイヤモンドですので、4Cによっては輝きも価格も異なります。
ブライダル事典ダイヤモンド編の最終更新日 : 2018-11-28